
太平洋海戦史
バタビヤ沖海戦1942.3.1
豪巡洋艦「パース」と米巡洋艦「ヒューストン」はジャワ防衛司令部の命により、ジャワ島南岸のチラチャップへ向かおうとしていた。艦隊の指揮には「パース」艦長のヘクター・ウォーラー大佐がついた。途中、日本軍のジャワ西方攻略部隊を揚陸中の輸送船団56隻をバンダム湾で発見した。ウォーラー大佐は思わぬ獲物を前に直ちに日本船団への突入を決断した。哨戒中の駆逐艦「吹雪」はこれを発見、すぐさま警報を発するとともに追尾に入った。
3月1日午前零時日本船団に対し砲撃は開始された。午前1時、集結を終えた日本艦艇はすぐさま突撃を開始。日本軍の集中砲火を浴びて「パース」「ヒューストン」共に沈没した。日本軍の完勝ではあったが、警備体制の不備から湾内への進入を許したことと、乱戦で自ら輸送船を沈めてしまったことに課題を残した。