
太平洋海戦史
バリ島沖海戦1942.2.20 (バドウン海峡海戦)
日本軍はジャワ島攻略の足がかりとするために第8駆逐隊(駆逐艦「大潮」「朝潮」「荒潮」「満潮」)の護衛のもとバリ島に上陸した。
これを察知したABDA艦隊司令長官カレル・ドールマン少将は、日本軍上陸船団を攻撃するために軽巡2(「デ・ロイヤル」「ジャワ」)、駆逐艦3(「ビートハイン」「フォード」「ポープ」)を率いて、また第2艇団は軽巡1(「トロンプ」)、駆逐艦4(「スチューワート」「パロット」「エドワーズ」「ピルスベリー」)としてそれぞれジャワ島のチラチャップ湾を出港した。
20日零時過ぎに、「デ・ロイヤル」「ジャワ」は、2000mに接近した「朝潮」に砲撃を開始した。「大潮」もただちに「朝潮」とともに砲撃と雷撃で応戦した。
「デ・ロイヤル」「ジャワ」は、交戦をさけ反転し、後続の「ビートハイン」は反撃しつつ煙幕を展張するも、「荒潮」の魚雷1発を受け沈没した。続いて「荒潮」は、「フォード」「ポープ」を発見砲撃したもののこれを見失い、3時41分「トロンプ」を捕捉攻撃を再開し中破させたが「大潮」も命中弾があり小破、続いて島影より「スチューワート」「エドワーズ」が出現し、双方反航戦を開始、「スチューワート」は小破、「満潮」は機関室を被弾大破した。
数次にわたる交戦の結果、劣勢な日本水雷戦隊はよく戦い連合軍艦艇に大打撃を与え撃退することができた。連合軍は編成艦艇の国籍が違ううえ、艦隊を二つに分けてしまったことから連携がうまくとれず、わずか2隻の駆逐艦に苦戦を強いられてしまった。